総合ビルのメンテナンス事業を手掛ける株式会社ジャパン・ビルケア。1997年に創業し埼玉県戸田市を拠点にしながら、都内にも多くの顧客を有している。業容はマンションやオフィスビルの定期的な清掃やメンテナンスサービスがメイン。社長を務める濱田義人氏は、新しいHPの制作に乗り出した。HPリニューアルの背景にある想いや、今後の活用戦略について話を聞いた。
──事業内容は?
オフィスビルやマンションなどの建物管理の専門業者として事業を展開しています。またビルメンテナンス以外にも、一般家庭向け清掃サービスや設備管理も手掛け、東京都内を中心として多くのお客さまにご利用いただいています。
――大切にしていることは?
質の良い仕事を常に続けていくことです。私自身も現場に立つことが多く、現在従業員は18名ほどです。一人ひとりが自主的に考え、行動し、より良い質のサービスを提供できるような組織を作っていきたいと思っています。幸いなことに、現在若い社員も多く在籍してくれていますが、定期的にビルのメンテナンスをさせていただくお客さまが多い当社の事業は、継続的に良い仕事ができる体制づくりが必要で、若手社員の育成は重要です。
空調や電気、消防等の機械設備の管理業務なども手掛けているので「ビルメンテナンスのことなら、ジャパン・ビルケアに相談すれば安心だ」と感じていただけるよう、日々精進しています。
――顧客獲得はどのように?
リピート利用が多く、口コミやご紹介で仕事をいただいています。これからは、HPからの集客も考えていかなければいけない時代だと思っています。紹介であっても、まずはどんな会社なのかインターネットで調べる方が多いはず。そのときに、HPにしっかりとサービス内容や当社の姿勢・雰囲気などを掲載していなければ、顧客獲得につながりません。そのため、HPのリニューアルを考え始めました。
左から野口省吾税理士、当社代表濱田、ジョン チュンイル監査担当
社内の様子
社屋
──HP刷新のきっかけは?
税理士法人ガイア主催の異業種交流会でアイ・モバイルさんと出会い、HPの重要性を学び、リニューアルを決意しました。先代からお世話になっている野口省吾税理士からは、税務会計だけでなく、HPリニューアルや経営戦略など、さまざまな観点から助言をいただき、励みになっています。
──スケジュールは?
本格的にHPを作り替えようと動き出したのは、2023年1月ごろです。約2カ月で公開でき、アイ・モバイルさんのスピーディーな対応に驚きました。今後は現場の写真を充実させ、当社のサービスをしっかりPRしていきたいと思っています。集めた現場写真をアイ・モバイルのサポートセンターに送るだけで、私たちの代わりに更新作業をしてくれるのがありがたいですね。
HPは作ったら終わりではなく、定期的に情報を更新していくことが大切であると教えていただいたので、愚直に実践していこうと思っています。
──新HPのコンセプトは?
時代に合ったデザインで見やすいこと。そして当社のサービス内容をしっかりと伝えることです。主力のビルメンテナンスや清掃事業だけでなく、ハウスクリーニングなど個人向けのサービスもきちんとHPに掲載してもらっています。ニーズに幅広く対応したいという姿勢が少しでも伝わればいいなと思っています。
――制作時に苦労したことはありますか。
ほとんどありません。プロのカメラマンとライターを派遣してもらい、各2時間ほどで対応を終えることができました。写真素材やHPに掲載する文章作成もお手伝いいただけたので、私自身は取材への対応と写真や文章のチェックをしただけ。プロにお願いすることができてとても安心でした。
──今後HPに期待することは?
リニューアル以前は、なかなかHPからの集客ができていない状況でした。ビル清掃や設備管理は、一度お客さまを獲得できれば、長いお付き合いが始まる仕事です。そのため、1件の問い合わせが与える売り上げへの貢献はとても大きいと言えます。新しくなったHPにはサービス内容も詳しく説明していますので、月1件でも問い合わせにつなげられたらと期待しています。
――採用にも活用を?
最近は求人誌などに情報を出してもほとんど反響がないほど、人材獲得は厳しい時代です。
今回のリニューアルでは、募集要項ページを作成いただきました。
このページは求人情報専門の検索エンジンである「Indeed」に自動連携されるのですが、先日Indeed経由で清掃スタッフの問い合わせが2件もありました。早速HPの効果を感じています。
新しいHPでは、スタッフへのインタビュー記事も作成してもらい、当社で働く魅力も伝えています。職場の様子や、当社の仕事の詳細をHPを通じて伝えられれば、採用面でもプラスに働くと期待しています。